金塊約206キロを小型船で唐津市鎮西町の名護屋漁港に密輸したとして、日本人と中国人計9人が関税法違反(無許可輸入)などの罪に問われた事件で、木下憲一被告(66)=仙台市=の公判が19日、佐賀地裁(吉井広幸裁判官)で開かれた。検察側は懲役2年、罰金50万円、金塊没収を求刑、弁護側は無罪を主張し、結審した。

 検察側は論告で、船に乗り込んだ木下被告は、漁港に着岸した後、金塊の陸揚げや車両への積み込みを担ったと指摘し、「犯行に必要不可欠な役割を果たした責任は重大」と述べた。

 弁護側は最終弁論で「船に乗った目的は試運転とメンテナンス。密輸とは知らず、気付く機会もなく共謀は成立しない」と主張した。

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