升ですくった生ノリを木枠に流し込む子どもたち=佐賀市嘉瀬町の県有明海漁協市支所

 県内の親子ら約30人が18日、佐賀市嘉瀬町の県有明海漁協市支所で、有明海で養殖されているノリの手すき体験に挑戦した。船に乗って市沿岸の漁場も見学し、生産量、販売額で日本一の県産ノリが出来上がるまでの過程を学んだ。

 手すきノリは、紙すきのような要領で行う昔ながらの加工法。升ですくった生ノリを木枠で囲んだすだれに流し込み、厚さや形を整えて天日干しした。

 ノリ養殖の支柱が立ち並ぶ漁場の光景が印象的だったという金立小6年の副島浩也さん(12)=金立町=は、「あんなに大きな網を摘み取るのは大変。支柱もたくさんあって、ここで日本一のノリが作られているのだと改めて実感した」と話した。

 体験会はノリの生産を楽しく学ぶ場として、学識者や市民などでつくるNPO有明海ぐるりんネット(代表理事・荒牧軍治佐賀大名誉教授)がセブン-イレブン財団の助成、漁協の協力を得て開いた。

 荒牧代表理事(74)は「産業としてだけでなく、観光にも有明海の魅力を生かせるように、漁業者と市民、消費者をつなぐ機会をこれからも創出したい」と話した。

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