佐賀市の大久保麻紀(右)が伊万里市の山口遥をかわしてトップに立つ=30区

 12連覇を果たした時の金茶色のたすきを新調し、王座奪還を誓った佐賀市は、1位小城市と6分28秒差の2位でレースを終えた。初日前半にコースを間違い、大幅なタイムロスもあったが、第2日は日間賞を獲得して意地を見せた。大町信二監督代理は悔しさをかみしめつつ、「来年につながる走りはできた」と総括した。

 最終日は大会に並々ならぬ思いを抱いて出場した高校生たちが力走した。コース変更で新設された女子区間30区(古賀宿-池上、2・9キロ)。大久保麻紀(清和高3年)は長崎県の実業団・十八銀行入りが決まり、”ラストラン”だった。「ここで区間賞を取れば最後に名前を残せる」。トップと22秒差の3位でたすきを受け取ると、残り1キロ付近で先頭をとらえた。

 「今までで一番周りの応援を力にできた」と、かみしめるように走った結果は宣言通りの区間1位。有終の美を飾った。

 前半も男子が奮闘した。28区の山﨑諒介(鳥栖工高)は、登録4回目にして初の出走。これまでの悔しさをぶつけ、1分以上差を縮め、区間賞も取った。前半5区間のうち小城市が四つの区間賞を奪う中、一矢報いた。

 高校生など若手の活躍が光る一方、課題も明確になった。「後半の粘りが全て」と大町監督代理。王座に返り咲くため、敗戦を糧に再スタートする。

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