ろくろ技術を駆使して犬の置物を作った村島昭文さん=有田町大樽

 有田町の伊万里・有田焼伝統工芸士、村島昭文さん(82)が、培ったろくろ技術を駆使して犬の置物を作った。えとに合わせて置物を作るのは、昨年に続いて2回目。「ろくろでどこまでできるか、これからも挑戦していきたい」と意欲を見せる。

 置物はろくろで胴や足などを作ってつなぎ合わせた2体。くし目を付けて毛並みを表現した。3年前まで飼っていた愛犬の姿を思い描きながら仕上げ、2月初めに窯に入れていた。

 村島さんは15歳でろくろの修業を始め、勤務した深川製磁では宮内庁に納める品などを手掛けた。「生き物は顔の表情が難しい。キツネみたいになった」と笑いながらも「昔の職人は、ろくろだけで何でも作っていた。若い人たちにろくろでできることを伝えたい」と話す。作品は同町大樽の「ギャラリー昭文」で展示する。

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