避難所の受付役(左)も住民が担った訓練=白石町の北明小

実践訓練後にそれぞれの気づきを話し合う参加者=白石町の北明小

 災害に備えて、住民自ら避難所の設置や運営を実践する訓練が17日、白石町の北明小であった。地元のほか江北、大町、太良の計4町から住民約200人が参加し、避難所設営や受付を住民自身が経験することで、災害時の備えとなる学びを得た。

 避難者、設営、受付、誘導と役割を分けて実施した。避難者の中には車いすや視覚、聴覚障害など介助が必要な役も設けた。受付は要支援者専用のほか、一覧表に住所氏名を記入してもらう形式と、カードを配って記入してもらう形式で実施。体育館の中は、町ごとにエリアを分けて避難者を誘導した。

 減災・復興支援機構(東京)の関係者が進行役となり、参加者の気づきを集約した。その中では「要支援者の情報が受付から誘導にうまく伝わらなかった」「受付カードを全て回収できたか不安。あらかじめ番号を振っておくべきだった」などの反省が聞かれた。

 受付方法について同機構の宮下加奈理事は、「まず避難所に入り落ち着いてもらうのが大事」として、カードを配り後で回収する形式を推奨。そのカードについて参加者からは「記入項目は少なくていい」「(要支援者を)連れてきた人や、救助の状況などの項目もあった方が」と相反する意見も出ていた。

 訓練は県と杵島郡3町、太良町の共催で、住民の避難所運営訓練として初めて開かれた。地元の田島健一・白石町長は「町の訓練にも今後、住民の避難所運営を取り入れることも考えたい」と話した。

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