放射冷却の影響で濃霧が発生した5日朝、標高1046メートルの天山に向かった。山頂から平野部を見下ろすと、海のように広がる霧から山々が浮かんで見え、まるで山水画のようだ。
日の出時間の午前7時すぎには山頂も真っ白。吹き抜ける冷たい風とともに霧が晴れると、眼下に期待通りの光景が広がった。
三脚を立ててシャッターチャンスを待っていた先客が1人。週1回のペースで撮影に通う佐賀市の北島俊郎さん(70)は「素晴らしい風景に出合える。これだから早朝に登るのはやめられない」と笑顔を見せた。
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