道路の陥没で芦刈南-芦刈IC間が上下線とも通行止めになっている有明海沿岸道路=7月、小城市芦刈町

◆沈下観測、再開見通せず

 小城市の有明海沿岸道路芦刈南インターチェンジ(IC)下り線出口で盛り土が崩壊した問題で、佐賀県は5日、来年3月に復旧工事に着手する考えを示した。約9カ月かけて現在の盛り土を除去した上で地盤改良を行い、新たな盛り土を施す。ただその後の作業にかかる期間は「分からない」という現状で、6月の盛り土崩壊から半年近くたつが復旧の見通しは立っておらず、2018年以降となるのが確定的となった。

 県議会一般質問で、定松一生議員(自民)の質問に和泉惠之県土整備部長が答弁した。

 復旧工事は3段階で進める考えで、第1段階が盛り土の撤去、地盤改良、再盛り土工事。第2段階は盛り土の沈下が収まるまで観測を続ける。専門家で構成する検討委員会に盛り土の状況を報告し、その意見を踏まえて最終段階となる舗装工事の着手時期を判断する。

 新たな盛り土の沈下が収まって舗装工事に移行できる時期の見通しについては「とにかく安定するまで判断できず、いつになるかは分からない」(道路課)という。

 現在、芦刈-芦刈南間が全面通行止めとなっており、盛り土が崩壊していない上り線に関し、和泉部長は「復旧工事の途中段階で安全が確認できる状況になれば通行を再開したい」と述べた。

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