旅館のバリアフリー化について講演する勝谷有史さん=佐賀市高木瀬町の四季彩ホテル千代田館

車いす車輪カバー贈呈の様子=佐賀市高木瀬町の四季彩ホテル千代田館

 佐賀県観光連盟は16日、佐賀市高木瀬町の四季彩ホテル千代田館でバリアフリー観光を推進する講演会を開いた。島根県で旅館「なにわ一水」を経営する勝谷有史社長が旅館のバリアフリー化の先進事例を語り、県内で宿泊業や観光業に関わる参加者らが耳を傾けた。

 勝谷さんは約12年前から自身が経営する旅館のバリアフリー化に取り組んでいる。フロアのリフォームや社員教育などの取り組みを時系列で紹介し、それに伴い改善していった従業員の業務や経営状況も数字を用いて説明。勝谷さんは「旅館の情緒とバリアフリーの両立が大切」と強調した。

 この日はバリアフリー観光を推進する嬉野市の団体「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」から県旅館ホテル生活衛生同業組合に、車いすの後部車輪に取り付ける車輪カバー100セットの贈呈もあった。

 講演を聞いた玄海町で旅館などを営む山口均さん(69)は「若い人たちと一緒に、観光業として困っている人の夢や希望をかなえる方法を考えていきたい」と話していた。

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