不具合を見つける作業に取り組む参加者を見守る平岡センター長(左)=佐賀市のiスクエアビル

 幕末佐賀の藩校・弘道館をイメージした県の事業「弘道館2」の4時間目が17日、佐賀市駅前中央のCygames(サイゲームス)佐賀デバッグセンターであった。同センターの平岡徹也センター長(42)が講演。県内の高校、大学生を中心とした参加者30人が、開発中のゲームの不具合を発見するデバッグ業務を体験し、ゲーム開発の裏側を学んだ。授業の内容は後日詳報する。

 「Cygames」は、人気スマホゲームの開発や運営を手がける。平岡センター長は、企画や制作チームとデバッグチームに分かれて修正を報告する、ゲームの制作過程を説明。「ゲーム中の一瞬の遅れなど、『こんなものか』ではなく違和感に気付いたら報告して調べることが大切。不具合に気付く力や根気、責任感が必要」と話した。その上で「デバッグとはゲームを最高の品質にすること」と語った。

 また、実直で粘り強い佐賀県の県民性から「デバッグ職に向いている人が多いのではないかと思い、佐賀でやれると確信した」と佐賀県に同センターを開設した経緯の一部も紹介した。

 ゲームの不具合を見つけるワークショップでは、実際に研修で使用するというゲームソフトを活用。参加者らは、不具合が40個ほど仕込んであるゲームを実際に進めながら、項目ごとに分けられた不具合を調べる作業に取り組んだ。

 このほか、同社の渡邊耕一社長による講演もあった。

 次回の「弘道館2」は、3月25日に佐賀県の山口祥義知事が講師となって授業を開く予定。

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