JR九州は16日、鉄道事業の合理化に向けた3月17日のダイヤ改正について、計画通り1日当たり117本を減便することを説明した。佐賀県内の在来線は計18本の削減が確定、改正内容の見直しを求めていた沿線自治体からは落胆の声が上がった。

 県内では特急6本(長崎線)、普通12本(長崎、筑肥、唐津線)が減便になる。佐賀県の沿線自治体でつくる県鉄道建設整備促進期成会は1月、改正見直しを要望していた。

 福岡市で会見を開いたJR九州の古宮洋二常務取締役鉄道事業本部長は、宮崎県の要望を受けて定時制高校の通学に支障が出ないよう計画を微修正したと説明。それ以外の要望については「検証したが、応じられず申し訳ない。高速道の延伸や人口減で競争が激しくなる中、効率化は必要。今回の減便で動力費が数億円削減できる」と理解を求めた。減便の影響を確かめるため、沿線自治体を4~5月に回る方針も示した。

 唐津線が7本削減される多久市の横尾俊彦市長は「非常に厳しい内容。地域の実情、沿線の声をさまざまな形で届けたい」とコメント。筑肥線が2便削減となる伊万里市の力武浩和まちづくり課長は「要望が受け入れられなかったのは残念。地域の暮らしに影響がないか独自に調査を行い、悪い影響があれば是正を求めていく」と話した。

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