飲酒運転事故で長男を亡くしたNPO法人はぁとスペースの山本美也子代表理事=佐賀市のメートプラザ佐賀

 飲酒運転事故で長男を亡くしたNPO法人はぁとスペース(福岡市)の山本美也子代表理事が15日、佐賀市で事故当時の状況や酒との付き合い方について講演した。

 山本さんの長男(当時16歳)は2011年2月、友人と歩いているところを飲酒運転の車にはねられた。即死だったという。

 山本さんは「息子たちはきっと『明日を迎えることは当たり前ではない。一瞬一瞬を生き抜いてほしい』と伝えたいはず」と話した。聴講者は目頭をハンカチで押さえていた。

 飲酒運転事故が減らないことに対して、大人が飲酒について学ぶ機会が少ないことを指摘。個人差はあるが、生ビールジョッキ1杯を飲むと、アルコールが体から排出されるまでに約4時間かかるという。山本さんは「自分は大丈夫だと思っても、アルコールは体に残っている。時間を見ながらお酒を飲んで」と訴えた。

 セミナーは佐賀市が主催し、企業・事業者向けに開いた。参加した佐賀市のNPO法人職員は「(飲酒についての)知識が無かった。社に持ち帰り、宴会の場などで気を付けたい」と話した。

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