緊急時に県と市町で情報を共有する体制を構築する考えを示した山口知事=佐賀市のホテルマリターレ創世

 神埼市千代田町で起きた陸上自衛隊ヘリ墜落事故で、目達原駐屯地がある神埼郡吉野ヶ里町に迅速に情報が伝えられなかったことを受け、山口祥義知事は15日、県に入った情報を関係市町に伝達する連絡体制を構築する考えを示した。佐賀市内で開かれた20市町の首長と意見交換する「GM21ミーティング」で明らかにした。

 ヘリ墜落事故を踏まえ、唐津市の峰達郎市長が「情報が入らなかったと聞き、不安に思っている」と問題提起した。山口知事は「県が集約した情報を市町にフィードバックする仕掛けは今回、意識していなかった。大事な問題意識だ。フォーマット(形式)をつくりましょう」と述べた。

 ヘリ墜落事故で、駐屯地から吉野ヶ里町に報告があったのは発生から1時間以上が経過したころで、住民の通報やニュースが先行した。同町の多良正裕町長は陸自からの連絡が遅かったことを問題視していた。

 このほか、GM21では、佐賀市の秀島敏行市長が保育園や学童保育で待機が出ている状況を報告、他市町と問題意識を共有した。山口知事は、県民が気づいていない魅力が県内に数多くあることを指摘し、県として各地の伝承芸能を紹介する事業を検討していることを説明した。

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