春秋航空の上海便を利用して佐賀空港に降り立った中国人観光客=14日

 中国の大型連休となる春節(旧正月)が15日から始まり、佐賀県内にも格安航空会社(LCC)などを利用した中国人観光客が続々と訪れている。人気の温泉宿などでは週末にかけ、ほぼ満室になっている。

 21日までの春節期間中、佐賀空港と上海を結ぶLCC春秋航空の予約率は90%超で推移。片道で最大5万3千円と通常の8倍近い料金だが、「日本への旅行意欲は非常に高い」(同社広報)という。

 2017年に県内で宿泊した外国人延べ人数は、11月末までで32万8500人。買い物より体験を重視する個人旅行客の増加を背景に過去最高を更新し、日本人を含む宿泊客全体の12%を占める。

 嬉野温泉旅館組合によると、週末の17、18日は中国人客などで満室のところが多く、宿泊料金が上がる時期を避けて春節前後に泊まる客も増えているという。

 訪日客に人気のひなまつりイベントが開かれている佐賀市の観光ホテルも21日までほぼ満室状態。担当者は「春節が始まると、インバウンド需要の高まりを一段と感じる」と話した。

 14日に一足早く、上海便で佐賀空港に到着した20代の中国人カップルは約1週間、県内で過ごすという。「日本の歴史に興味がある。レンタカーであちこち見て回りたい」と声を弾ませた。

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