佐賀県の人口10万人当たりの人身交通事故件数が全国ワーストを脱した。2012年から5年連続でワーストだったが、昨年1年間の確定値が817件となり、静岡県の820件を下回った。ただ、負傷者数が7年連続でワーストになるなど高い水準で推移しており、関係機関は事故抑止に向けた対策を継続する。

 県警交通企画課によると、人身交通事故は6765件で前年比で1018件(13・1%)減少した。市町別にみると、佐賀市で437件、唐津市で162件、鳥栖市で114件それぞれ減少し、交通量が多い地域での減少が目立った。

 ワースト脱却の要因について同課は、交通安全県民運動での広報強化や、事故多発地域に積極的に白バイを投入したことを挙げた。

 一方、負傷者数は8932人で、前年比で1445人(13・9%)減少したものの、10万人当たりの負傷者数で見ると1079人で、ワーストが続いている。

 人身事故のワースト脱却について山口祥義知事は15日の会見で「県民の皆さんと関係者の努力のおかげ」と述べた。その上で「立ち止まらず、ますます取り組みを加速化したい。(前年比)15%減ぐらいを目標に新年度もやっていきたい」と力を注ぐ姿勢を示した。

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