道仁会の関係住宅での家宅捜索を終え、段ボール箱を抱えて出る福岡、佐賀両県警の捜査員たち=5日午後2時40分ごろ、久留米市上津町

 昨春の選抜高校野球大会で野球賭博をしたとして、福岡、佐賀両県警の合同捜査本部は5日、組織犯罪処罰法違反(賭博開帳図利)の疑いで、傘下組織組長の水上強容疑者(46)=福岡市東区箱崎=や幹部の品川実容疑者(41)=佐賀市鍋島1丁目=ら計7人を逮捕した、と発表した。同日、久留米市の道仁会の関係先を家宅捜索した。

 野球賭博を巡り、客から集めた約190万円の賭け金のうち寺銭(手数料)として4割余りの約83万円を受け取って収益を上げていたことも明らかにした。

 両県警は他に組員数人を指名手配したほか、客の福岡市の会社員男(37)も刑法の賭博容疑で逮捕した。参加客は数十人に上るとみられ、順次立件する。

 水上容疑者らの逮捕容疑は2015年2~3月、福岡市やその周辺で客を集め、選抜高校野球大会の開催前に優勝校と準優勝校を予想させる「野球トトカルチョ」と称する賭博を1口千円で実施し、計1882口の申し込みを受けた疑い。両県警は、全ての容疑者の認否を明らかにしていない。

 両県警は、売り上げが暴力団組織の収益になっていたと判断し、水上容疑者ら7人には刑法の賭博開帳図利罪より法定刑の重い組織犯罪処罰法の同罪を適用した。

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