台湾の自閉症施設に訪れたことを紹介する生徒=佐賀県庁

 県の「未来のスペシャリスト」事業で海外研修を受けた高校生12人が14日、佐賀県庁を訪れ報告会を行った。白水敏光県教育長らを前に、映像や写真を交え、海外での企業訪問や現地の高校生らとの交流などで学んだ日本との違いについて報告した。

 オーストラリアに行ったグループは畜産農家でのホームステイや、サトウキビやパッションフルーツなど広大な敷地を利用した栽培畑を訪問したことなどを報告。日本とオーストラリアとの農業の違いに触れ、「日本で品種改良した作物をオーストラリアで大量生産できないか。可能であれば、両国の関係がもっと深まるのでは」と農業のあり方を語った。

 台湾の自閉症者施設や高齢者施設を訪れた福祉グループは、高齢者施設で外国人介護労働者が多いことに気づき、日本の介護現場と比較。日本での外国人労働者の制度が進まないことについて「外国人労働者の意識や賃金などの問題を少しずつ改善していくことで制度が発展し、日本の高齢者問題を救うきっかけになるのでは」と話した。

 海外研修は昨年10~12月に実施し、県内の高校生47人が5分野(農業、工業、商業、家庭、福祉)に分かれ、台湾、オーストラリア、タイで3~5泊の研修を行った。

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