昨年の国立大学入試で出題などのミスが相次いだ問題を受け、2月25、26日に一般入試の前期日程を実施する佐賀大学はミスの防止対策を強化する。事前に内容を確認する回数を増やし、試験後にも第三者がチェックする仕組みを整える。これまで非公表だった解答例の公表については、本年度からの実施は「準備不足」として見送り、来年度から行う方向で検討する。

 佐賀大の入試問題は科目別の専門教員グループが作成している。年内に作業を終え、年明けからは作成担当とは別の教員が内容を確認する。ミス防止策として、確認作業の回数を昨年度までの2回から3回に増やし、3回目はさらに別の教員を充てる。一連の作業に携わる教員数は、主要科目で20人程度という。

 2012年度までは試験後に高校教員に問題を解いてもらい、出題が適切だったかどうか意見を聞いていたが、現在はこうした仕組みがなく、本年度から前期、後期日程の問題と解答例を外部機関に示して問題がなかったかを検証してもらう。

 解答例の公表については、林芳正文部科学相が今月上旬、解答例公表を含めた入試情報開示のルールづくりに着手する考えを示したことを受け、学内の入試委員会で是非を議論した。

 入試課によると、過去に出題の妥当性などについて外部から指摘されたケースがあったが、「担当教員が検証した結果、いずれも問題はなかった」としている。

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