金塊約206キロを小型船で唐津市鎮西町の名護屋漁港に密輸したとして、日本人と中国人計9人が関税法違反(無許可輸入)などの罪に問われた事件で、日本側の主犯格とされる山崎竹助被告(66)=青森県むつ市=の公判が14日、佐賀地裁(吉井広幸裁判官)であった。検察側は懲役3年、罰金150万円、金塊の没収を求刑、弁護側は無罪を主張し、結審した。

 検察側は論告で、小型船の購入や中国側との協議書作成などへの関与から「日本側首謀者として密輸を行ったのは明らか」と強調した。その上で「極めて組織性が高い金塊ビジネスの一環で必要不可欠な役割を果たした責任は重い」と述べた。

 弁護側は最終弁論で、共犯者との共謀を否定した。「船の購入や整備は密輸の計画を知らない段階のことで、中国人側に巻き込まれて利用された。計画には否定的な態度を示し、実際に密輸による経済的利益は得ていない」と訴えた。

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