困っていることを発信する大切さなどが指摘された「ひとり親」をテーマにしたフォーラム=佐賀市市民活動プラザ

 「ひとり親の子育て」をテーマにしたフォーラム(佐賀市市民活動プラザ主催)が3日、佐賀市で開かれた。離婚や死別などの事情で、ひとり親として子育てをしている人ら5人が登壇。行政の支援制度を巡り「インターネットなどで調べようとすると、まるでこちらが試されているかのように、行きたいページにたどり着けない」など、利用者の立場に立った情報提供のあり方を望む声が上がっていた。

 20年以上、シングルマザーとして5人の子育てをしている女性は「1人で頑張らないことが大切。たくさん『困っている』と発信しないと、どの人が親身になってくれるか分からない」と情報発信の大切さを強調。妻を病気で亡くした男性は、日々の生活で手いっぱいなことから「もっと学校を通じ、いろいろな(福祉的な)制度を伝えてもらう仕組みがあれば」と話した。

 ひとり親家庭で育った「子どもの立場」からも意見が出た。登壇者の一人は「周りに頼りたくないという考えの親のもとで育ったが、その子どもである私は柔軟。親に言ってだめなら、子どもを通じて言うなど、いろんな方法で支援の手を差し伸べてほしい」と意見を述べた。

 フォーラムには約20人が参加し、ひとり親家庭のサポート制度なども学んだ。

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