佐賀県神埼市千代田町の民家に陸上自衛隊ヘリコプターが墜落した事故を受け、市教育委員会が小中学生を対象に実施したストレスチェックで、体調が不安視される約1割の約60人と面談を進めていることが13日、分かった。心的外傷後ストレス障害(PTSD)など深刻なケースは確認されていないが、心身の状態の把握や心のケアをさらに進める。

 ストレスチェックは千代田中部小、千代田中の全校児童生徒約530人が対象で、食事や睡眠の状況、「急に不安になることがないか」など20項目を質問票で尋ねた。回答内容によって「何らかの形でストレスを持っている疑いがある」と判断されたケースが小学生で約60人、中学生では約50人いた。市教委は「『普段から眠れない』といった事故に関係ない部分も含まれている可能性があり、要因がどこにあるか分からない。スクールカウンセラーによる面談を通じて分析やケアをしている」と話す。

 このうち小学生は、60人ほぼ全員と面談を進めている。中学生は希望者だけで、3人が面談した。市教委は「1回の面談で全てが解消されるとは言い切れない。注視していきながら、何かあれば再度、面談をしていく態勢を取る」と話す。

 また、事故現場から約200メートルの場所にある認定こども園「大立寺幼稚園・子どもの家保育園」は全園児を対象に、事故当日や現在の様子をアンケートで保護者に尋ねた。平尾道代副園長は「当日や翌日は夜中に怖がっていた子も数人いたけれど、1週間がたち、大半の子どもたちは普段と変わりないようだ。今後も保護者と連絡を取り合いながら見守っていく」と述べた。

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