武雄競輪の2016年度の実質単年度収支は、大規模改修があったことで8109万円の赤字になった。赤字は同様に改修費があった15年度に続き2年連続。レース開催に絞った開催収支は、改修でナイター設備が整い、夜のレースが可能になったことなどで2億526万円の黒字だった。

 

 実質単年度収支は、単年度収支から繰越金を差し引いたり基金の出し入れを考慮して算出する実質的な収支。16年度の単年度収支は、歳入が137億9114万円、歳出が132億6919万円で、5億2194万円の黒字になった。

 主な歳入は車券発売金114億9119万円など、主な歳出は払戻金85億9826万円、場外開催費8億3262万円など。15年度から支出している大規模改修の関連費用は約15億円だった。

 実質単年度収支は、単年度収支の黒字額から前年度からの繰越金5億4821万円と、改修のため基金から取り崩した3億5千万円などを引き、新たに積み立てた基金3億円などを加えて算出し、8109万円の赤字。同様に大規模改修費を支出した15年度も8478万円の赤字だった。 

 開催収支は改修に伴い好転している。黒字額は改修前の14年度の1億4687万円から15年度は2億1877万円、16年度は2億526万円に増えている。これまで小倉競馬場で開催していた午後8時半までのミッドナイト競輪や、午後11時すぎまでのナイター競輪が開催できるようになったことも大きい。

 本場の入場者数は2万8150人で、5年ぶりに増加に転じた。施設リニューアル効果とみられる。

 競輪事業所は「施設改修という投資的経費で赤字となったが、レース運営では黒字を維持できている。ナイター設備を生かすことなど、施設改修を収益増につなげていきたい」としている。

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