農業への融資について解説した日本政策金融公庫の野村直行九州地区総括課長=佐賀市のマイクロソフトイノベーションセンター佐賀

 福岡財務支局と佐賀市産業支援相談室は、県内の金融機関を対象にした融資セミナーを佐賀市で開いた。地域経済の活性化に向けて、金融庁は「顧客本位の業務運営」を金融機関に求めており、地銀や信用組合などの担当者21人が前例にとらわれず、多様な業種に融資する際の基準や注意点を確認した。

 日本政策金融公庫農林水産事業本部の野村直行九州地区総括課長が農業への融資について解説し、ジュース製造やワイン醸造を行う生産者に地銀と協調融資した事例を紹介した。

 農業は製造業と異なり、経営規模や反収(10アール当たり収量)、補助金の受給額を含めて売り上げを計算する必要があると指摘。収支をチェックするポイントを説明した。

 参加した佐賀市の信用組合の担当者は「専門知識が必要なため、農家への融資実績は少ない。リスクや事業計画をどう考えるか参考になった」と話した。

 企業同士のマッチングサイト、金融機関が活用できる企業支援補助金などの紹介、意見交換会もあった。

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