トヨタ紡織九州-大崎電気 前半、トヨタ紡織九州のRW荒川蔵人がシュートを決め、13-10とリードを広げる=福岡県の福岡市民体育館

 同点で迎えた後半29分。トヨタ紡織九州レッドトルネードのエース、CBキム・ドンチョルが放った最後のシュートがはじき返されると、そのまま試合終了を告げるブザーが鳴った。

 トヨタ紡織九州の準ホーム戦と位置付けられた福岡大会。チームは大きな声援を背に全力で戦った。韓国遠征で磨いた両サイドが積極的に動いて起点となる攻撃を展開。11得点を挙げたエース、キム・ドンチョルに続き、RW荒川蔵人が5得点と確実にその成果を見せた。

 守備でもLB八巻雄一とパク・ヨンギルがゴール前で相手に激しく体をぶつけ、日本代表を多く擁する王者・大崎電気に簡単に点を与えなかった。だが、結果は引き分け。欠場した下野隆雄に代わって主将を務めた八巻は「今季ベストゲームと言っていいほどの内容だったが、勝ちきるというチーム課題の克服には一歩及ばなかった」と話した。

 攻守に奮闘した荒川も「キムが最後に止められたから勝てなかった、ではチームとして先はない」と反省。「勝つために、もっと自分たちにできることがあるはず」と強い意欲を示した。

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