ご神木を使った作品について説明する前田星萌さん(右から二人目)=福岡市の福岡国際会議場

 佐賀県華道連合会相談役で草月流一級師範理事の前田星萌さんが10日、福岡市の福岡国際会議場で開かれた日本フットケア学会の会場で草月流生け花の特別展示をした。佐賀城下の鬼門に位置する牛嶋天満宮にあるご神木の一部を使い、高さ3メートル、横幅7メートルの大作を披露した。

 ご神木は昨年6月、境内で剪定(せんてい)した時に、傷みがひどかった幹から伐採した。三分割したご神木にそれぞれ啓翁桜、乙女椿、オンシジューム、ユーカリを生け、春の訪れを心待ちにする華やいだ雰囲気を演出した。持ち込んだ花はトラック3台分で、前田さんと11人の弟子たちで仕上げた。

 同学会は9日から11日まであり、全国から約3千人の会員が訪れた。佐賀大医学部形成外科の上村哲司教授が学会の会長を務めている。参加記念に多くの人が生け花の前で写真に収まり、制作者の前田さんも作品の意図やご神木の由来など説明に追われていた。

 上村教授から作品展示を依頼された前田さんは作品を通して「佐賀の自然の豊かさや、人々の心のやさしさが全国の人に伝わったと思う」と笑顔を見せた。

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