パネルディスカッションで若者のSNS事情などを紹介する高校生や大学生ら=小城市のドゥイング三日月

 佐賀県情報モラルシンポジウムが5日、小城市で開かれた。県内の教育関係者ら約320人が参加し、無料通信アプリ「LINE」公共政策室公共政策担当の高橋誠さんの講演などを通して、当たり前にインターネットを利用する世代の子どもたちと大人との意識の違いや、日頃のコミュニケーションが大事などを確認した。

 高橋さんは、「子どもを取り巻くネットトラブルの現状と対策」をテーマに講演した。「すぐに返信が来ない」「自分が一緒に写っている写真を公開される」などと書かれた5枚のカードを、嫌な気持ちになる順番に並び替えるよう参加者らに指示し、「自分と相手の気持ちが同じとは限らない。子どもの視点で日頃のコミュニケーションが大事」と呼び掛けた。

 パネルディスカッションでは、高校生や大学生のSNSの使い方についても取り上げられた。LINEは連絡手段として使い、SNSは試験情報を入手するためにも利用していることなどが挙げられた。「自分たちのルールを作ってうまくスマホやSNSを使いこなしているのでは」とコーディネーターを務めたNetComさがの牛島清豪理事長。「大人と子どもの尺度が違う。(今後は)対話型の対策が必要」と締めた。

 シンポジウムは、県や教育委員会、県警察本部が主催した。

このエントリーをはてなブックマークに追加