喜楽舎さんの自在な表情と語りに会場は笑いと拍手に包まれた=佐賀市白山の県聴覚障害者サポートセンター

 県聴覚障害者サポートセンターは10日、全国各地で手話落語家として活動する喜楽舎馬次郎さん(72)=大阪府=を招いて手話落語会を開いた。コミカルな動きを交えて8本の演目を披露し、会場は笑いに包まれた。

 喜楽舎さんは3歳のころ、事故で頭に大けがを負って失聴した。29年前に友人の誘いで落語の世界へ入り、桂福団治さんに師事。手話落語家として全国各地の小中学校や大学などで公演している。

 会では「時うどん」「松竹梅」「初天」など8演目を披露。自在に変わる表情や引き込む語りに、観客約40人は声を上げて笑っていた。喜楽舎さんの手話落語を初めて見たという垣副敏昭さん(69)=神埼市=は「役柄になりきった表情と、それに合わせた手話に感激した」と満足げだった。

 喜楽舎さんは、「手話落語は分かる分からないが、はっきり分かれる。みんなに楽しんでもらえるよう、身ぶりや顔の表情で面白さを伝えていきたい」と話していた。

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