整備された「吉田茶室」=嬉野市嬉野町吉田地区

 嬉野市嬉野町の吉田地区にこのほど新たな茶室「吉田茶室」が完成し、お披露目された。新たな観点で嬉野のブランド化を目指す異業種グループ「嬉野茶時(ちゃどき)」が、市内に茶を楽しめる空間を数多くつくろうと進めている「茶花(ちゃばな)プロジェクト」の一環で整備した。

 「吉田茶室」は副千製陶所の敷地内にあった物置小屋を改修した。茶室は10畳分の座敷と4畳半の土間、棚を備えたシンプルな造り。旅館「和多屋別荘」の大工チームらが中心となって整備した。今後イベントなどに活用していくという。

 嬉野茶時は、嬉野茶農家、嬉野温泉旅館の経営者、嬉野市の磁器「肥前吉田焼」の窯元らの、いずれも若手が手を組むグループ。旅館で茶農家が自ら生産した茶を提供するイベントなど、嬉野のブランド価値を高める企画で、県内外から注目を集めている。

 同団体は茶を楽しむ空間づくりに取り組み、これまでも茶畑の中のデッキ「天茶台」などを設けてきた。代表の小原嘉元・和多屋別荘社長は「茶の花が咲くように、将来は市内50~100カ所ほど茶を楽しめる空間をつくり、観光客を常時もてなせるようにしたい」と構想を語っている。

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