中原中也賞に決まったマーサ・ナカムラさん(山口市提供)

 優れた現代詩集に贈られる「中原中也賞」の選考会が10日、山口市で開かれ、埼玉県松伏町の会社員マーサ・ナカムラさん(27)の「狸の匣」に決まった。さまざまな時代や家族を描き出し、昨年10月に刊行されたデビュー作で「時間や空間の扱い方と柔軟さ、ユーモアは天性のものと言える」と評価された。

 選考委員の1人、現代詩作家の荒川洋治さんは記者会見で「自由自在な詩。面白くて完成度が高く、人間の観察が非常に鋭い」と述べた。マーサさんは「中也から背中を押してもらった気持ち。心に残る詩を書いていけたら幸せです」などとコメントした。

 賞は中原中也の故郷、山口市が創設した。

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