中央制御室のシミュレーターでレバーを操作し、制御棒を徐々に引き抜く作業を実演するオペレーター=東松浦郡玄海町

 九州電力は9日、玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に向け、シミュレーターを使って作業手順を報道陣に説明した。原子力規制委員会の使用前検査が予定通り進めば、16日にも原子炉に燃料を入れる作業を始める。

 燃料装填(そうてん)前までに済ませる規制委の使用前検査は最終盤を迎えている。玄海原発の環境広報担当者は「16日以降に準備が整い次第、燃料を入れていきたい。一つ一つステップを踏んで、安全を最優先に立ち上げていきたい」と述べた。

 3号機には193体の核燃料が装填され、そのうちウランとプルトニウムを混ぜたMOX燃料32体を使う。作業は5日間ほどかかるという。

 燃料装填が済めば、原子炉容器上部のふたを取り付け直す作業や各種検査を経て、原子炉を起動させる。新規制基準下で初の再稼働となった九電の川内原発(鹿児島県薩摩川内市)では、燃料装填から原子炉起動まで約1カ月かかった。

 新たにデータ改ざんの不正が発覚した三菱マテリアルの子会社については「納入実績がない」と説明した。

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