パッケージデザインの工夫など、講座の成果を発表する塾生=佐賀市のグランデはがくれ

 佐賀県内の園芸特産物の商品力向上や販路開拓を支援する講座「マーケティング力・デザイン力向上塾」(県主催)のマーケティングプラン発表会が、佐賀市で開かれた。生産する農産物や加工品をいかに魅力ある商品に磨き上げるかについて、塾生たちが成果をアピールした。

 昨年8月に開講した講座は、発表会を含めて計5回。24人の塾生たちがマーケティング戦略や写真撮影の技術などを学び、個別指導も受けてきた。この日は9組が登壇し、会社のリーフレットやパッケージデザインの改善点、産地拡大に向けた戦略について発表した。

 このうち、鶴製茶(基山町)の靍健寿さん(28)は、鶴をモチーフに新たなロゴの作成に取り組んできたことを紹介し、「無農薬で化学肥料を使わない茶を栽培している。付加価値や他と違う高級感を打ち出したかった」と説明した。

 デザインは検討中だが、今後は海外のすし店などへの出荷を見据える。「安全安心にこだわって発信力を持ったお茶屋になり、基山に茶があることを知ってもらいたい」と話した。

 基調講演では、生産者の海外進出などを支援するモナドブランディング(福岡市)の横木僚太代表取締役が「これからは行動する農家と、しない農家の二極化が激しくなる」と指摘。人口減少で販路が減少する中、既成概念にとらわれず、プライベートブランドの確立や海外進出など多角的な視点を持って創意工夫する必要性を訴えた。

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