(右)山口知事(中央)と登壇者、朗読者ら

仲間同士の語り合いが支えになったと語る古賀吉光さん=佐賀市の県立美術館ホール

■経験や思い壇上で訴え

 障害者が自身の体験から社会への思いなどを語る第7回障害者の主張大会が4日、佐賀市の県立美術館ホールであった。登壇した5人が、周りの人たちに支えられ前向きになった経験などを語り、支え合いの大切さを訴えた。

 障害者週間に合わせて開き、視覚や聴覚をなくした男性ら5人が思いを語った。59歳の時にぼうこうがんで、人工ぼうこうと人工肛門の保持者となった古賀吉光さん(65)=唐津市=は、同じ境遇の仲間と障害について語り合うことで前向きになった経験を打ち明けた。その上でほかの障害者の「不便だが、不幸ではない」という声が活動の支えになっていると話した。

 大会前に行われた「心の輪を広げる体験作文、障害者週間ポスターコンクール」の表彰式では作文の朗読があった。中学生部門最優秀の藤瀬友理佳さん=佐賀清和中1=は、相模原市の障害者施設殺傷事件を知ったときのやりきれない気持ちに触れ、今年施行された「障害者差別解消法」がもっと周知され、誰もが暮らしやすい社会になることを訴えた。

 表彰式と大会に参加した山口祥義知事は登壇者の話を聞き、「障害や難病で家にこもっている人がまだたくさんいる。『みんな出てきんしゃい』と県民が温かく迎える環境をつくりたい」と力を込めた。

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