一般質問で答弁する山口祥義知事=県議会

 11月定例県議会は5日、一般質問2日目の質疑を行った。国の定額補助事業で整備してきた「暗きょ排水」に対する助成が半額となったことを受け、県は別の既存制度の活用を促していく方針を示した。既存制度では県の負担が生じるが、農家負担の緩和を考慮しながら整備を進める。

 暗きょ排水は農地の水はけを良くするために地中の管から余分な水を流すもので、市町や各土地改良区が事業主体となっている。県内の水田4万3千ヘクタールのうち、老朽化などで再整備の要求があった面積は1万6800ヘクタール。昨年度までに国の補助事業などを活用して1万2800ヘクタールの工事をしており、本年度は625ヘクタールが整備予定となっている。

 これまでは、国が10アール当たり定額15万円を助成していた。県内の多くの地域は、安価で効率的に管を埋設できる機械を導入。国の補助金で整備費のほぼ全額を賄っていたが、同様の整備をした場合、国は7万5千円に減額することを決めた。

 これを受け、県は農家の負担を軽減するために、国が50%、県が15%補助する既存の「基盤整備促進事業」の活用を促し、市町にも応分の負担を求めたい意向。御厨秀樹農林水産部長は「暗きょ排水は稼げる農業、日本一の水田活用を実現するのに必要不可欠」と説明し、山口祥義知事は「農家の負担がどうなのかという観点で考えることが重要。市町と話し合いながら、しかるべき対応を考えたい」と述べた。

 この日は向門慶人、坂口祐樹、定松一生、岡口重文、池田正恭の5議員(いずれも自民)が質問した。

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