音響機器メーカーのユニバーサル・サウンドデザインが開発した「COMUOON(コミューン)」

聞こえの支援充実を呼び掛けた中石真一路さん=佐賀市白山の県聴覚障害者サポートセンター

 情報通信技術(ICT)を活用したビジネスコンテストで、神埼郡吉野ヶ里町に研究開発拠点を置く音響機器メーカー、ユニバーサル・サウンドデザイン(東京、中石真一路社長)が最高賞に次ぐ優秀賞に選ばれた。難聴の人にクリアな音声を伝えるスピーカーシステム「COMUOON(コミューン)」の革新性と地域への貢献度などが評価された。

 

 コミューンは、補聴器ではなく、話す側の音声をアンプなどで聞き取りやすく加工し、届ける仕組み。卓上型対話支援スピーカーとして2013年12月の発売以来、行政や医療、金融機関など全国約4千カ所に導入されている。

 中石社長は「高齢化が急速に進む中、コミュニケーションの課題が社会的な問題であると認識された結果だと受け止めている」と受賞を振り返った。

 コンテストは、ICTで新しいビジネスを創出する企業の技術革新、サービスの普及拡大を支援する取り組みとして、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)と北海道銀行、沖縄銀行が共催した。このうち九州地区では、「シニアでも利用しやすいサービス」をテーマに約80件の応募があった。

 ユニバーサル・サウンドデザインは13日、東京・八重洲で開かれる協賛企業とのマッチングイベントに参加する。

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