重機でつり上げられるAH64D戦闘ヘリコプターのトランスミッション(中央)=8日午前10時15分、神埼市千代田町

 黒く焼け焦げたエンジンや機関砲が次々とつり上げられた。陸上自衛隊による本格的な部品回収の2日目の8日、重機を使っての作業が始まった。

 午前8時20分ごろから自衛隊員ら約160人で臨んだ。現場は住宅密集地で道幅も狭い。そのため、小型の重機が民家の敷地内に入り、部品を外に運び出した。それを別の大型の重機がトラックへと積み、目達原駐屯地に輸送した。

 部品は、重機のアームの先端に取り付けられたロープでつり上げられた。民家に突き刺さっていたヘリの尾翼部分や、機体の胴体前部は切断し、小分けにしてから手作業で運んだ。いずれの部品も重量があり、落とさないよう慎重に運ばなければならない。一つの部品を積み込むのに、かなりの時間を費やしていた。

 日が傾きかけてきた午後5時ごろ、この日の作業が終了した。約9時間にも及んだが、現場には回転翼や別の部品が残る。周辺にも機体から落下した破片が残されている可能性があり、全ての回収にはまだ時間がかかりそうだ。

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