開門派弁護団が開門実現に向けて国会議員らと意見を交わした=東京・永田町の衆院第1議員会館

 国営諫早湾干拓事業の堤防排水門の開門を求める漁業者側弁護団は8日、国会内で集会を開き、「開門を主題にした和解協議が実現する可能性が出てきた」として、出席した野党議員らに国会審議を通じての後方支援を呼び掛けた。

 福岡高裁に係属している開門の関連訴訟は26日に結審する予定で、開門派と国側が共に和解協議を求めている。弁護団の堀良一事務局長は「国は結審までに佐賀の漁協を説得し、開門しない代わりに創設する100億円の基金案で和解を進めようとしている」と国側の狙いを推測した。

 堀氏は漁業不振が深刻な県西南部地区の漁協は基金案受け入れの結論を先送りする公算が大きいことから、高裁の和解協議では長崎地裁で既に議論された基金案ではなく、「開門が主題になる可能性がある」との見方を示した。「これを大きな転機にしなければならない。国会、法廷、漁業の現場でそれぞれ戦っていこう」と訴えた。

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