いじめをなくすためにできることを生徒たちとともに考える人権擁護委員の牟田恭子さん(右奥)=唐津市の高峰中学校

 人権週間(4~10日)を前に、唐津市の高峰中(坂本和人校長、60人)で1日、生徒会主催の人権集会が開かれた。生徒たちは他者の心の痛みに気付き、寄り添い、支え合う大切さについて考えた。

 唐津市人権擁護委員協議会の3人が訪れ、元小学校校長の牟田恭子さん(71)が講師を務めた。生徒たちとともにいじめの加害者、被害者、傍観者の3人の立場が描かれたDVDを視聴後、牟田さんは「『死ね』『消えろ』という2、3文字の言葉が人の命を奪うナイフにもなる」と訴えた。「命は一瞬にして消え、二度と帰って来ない」と強調し、「命を救うには勇気が要る。いじめに気付いたら周りの誰かに相談して」と呼び掛けた。

 同校は3年前の開校以来、人権問題に熱心に取り組んでいる。この日は学年ごとにいじめやハンセン病について調べたことを発表した。「差別は無知と誤解が生み出す」「自分の言葉は人を傷つけていないか振り返った」「自分以外の人のことを思いやる優しい心を持つことが人権を守る第一歩」などと意見や感想を出し合った。

 同協議会は本年度、唐津市と玄海町の幼稚園と小中学校を訪れ、計84回教室を開く予定。

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