佐賀県内初のプロ棋士となった武富礼衣さん

 日本将棋連盟の女流棋士、武富礼衣さん(18)=龍谷高3年、佐賀市=が7日、女流名人戦予選準決勝に勝って女流棋士2級に昇級し、男女を通じて県内初のプロ棋士が誕生した。夢の扉を開けた武富さんは「プロの世界のスタートラインに立ててうれしい」と声を弾ませる。

 武富さんは5歳から、父と兄の影響で将棋を始めた。佐賀大附属中2年で中学生女子名人戦全国大会準優勝、高校1年の全国高校選手権では女子3位など、実力を磨いてきた。

 女流3級には昨年5月に昇格した。昇格後、2年間通算11勝以上などが正式なプロ資格となる2級への条件だった。この日「女流名人戦予選で決勝進出」という要件を満たし、昇級した。現在の女流棋士2級以上は54人。

 佐賀県出身のプロ棋士は戦前を含めていない。日本将棋連盟県支部連合会の椋露地淳市会長(61)は「待ちに待った日がついに来た。これから本当のプロの戦いが始まる。里見香奈五冠を倒し、トップを目指してほしい」とエールを送る。

 4月からは、強豪の将棋研究会がある立命館大に進学し、将棋と学業を両立させる。「次はタイトルが目標。実力をつけて挑戦したい」と高みを目指す。

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