冬季五輪としてアジアでは20年ぶりとなる韓国・平昌五輪が9日、開幕する。韓国と北朝鮮の合同チーム結成などが話題になり、佐賀県内の関係者にも盛り上がりを期待する声があるが、30年前の1988年のソウル五輪と違って冷静に見つめる姿も見られる。

 「パルパル(88)五輪の時ほどの熱狂ぶりはない。でも(韓国で)冬季五輪は初めてだから成功してほしい」。在日本大韓民国民団県本部の朴弘正(パクホンジュン)事務局長(62)は期待を寄せる。南北合同チームについては「五輪を契機に対話が進めばいい」としながらも「(北朝鮮に)利用されないよう慎重に対応してほしい」と注文する。

 在日本朝鮮人総連合会県本部の林丈一(リムジャンイル)委員長(75)は合同チーム結成を歓迎し、「民族、祖国統一を一日でも早めるためには好機になる。ぜひ成功してもらいたい」と話す。

 一方、約1カ月間の語学・文化研修で佐賀女子短大(佐賀市)を訪れている大学1年生の禹仁洙(ウインス)さん(19)は「(女子フィギュアの)キム・ヨナみたいなスター選手がいないし、韓国では冬のスポーツへの関心は薄い」と感じている。好きなアイスホッケーをテレビ観戦する予定だが、合同チームについては「(南北で)単語の違いもあるので、チームとしてうまくまとまるかどうか」と心配する。

 同じ1年生の李珠瑛(イジュヨン)さん(19)は「施設の不備など課題も多いが、世界の人たちに韓国の良さを知ってもらういい機会になる」と前向きに捉えていた。

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