高い操縦技術に定評 機長・斉藤2等陸佐/闘志あふれ信頼厚く 高山1等陸曹

 防衛省関係者や学生時代の恩師らによると、神埼市で墜落した陸上自衛隊ヘリコプターに搭乗していた機長の斉藤謙一2等陸佐(43)は、高い操縦技術で定評があった。副操縦士の高山啓希1等陸曹(26)は、闘志あふれるサッカー部員として仲間の信頼が厚かった。

 斉藤さんは防衛大学校を経て20年前に陸自へ入り、主に航空部門で勤務した。飛行経験は計約2700時間。うち約1600時間が、事故機と同型のAH64D戦闘ヘリで積み重ねたものだった。

 「この機体を動かすには、操縦技術だけでなく高い英語力も必要。どちらも兼ね備えたエース級の人材だった」と、斉藤さんを知る陸自関係者は悔しさをにじませる。

 高山さんは、九州学院高(熊本市)のサッカー部でゴールキーパーだった。「ガッツあるプレイに大きな声。チームの盛り上げ役だった」。同部監督の丸尾俊邦さん(48)は、教え子の在りし日を思い返した。

 高山さんは高校卒業後、すぐに自衛隊へ。「航空機を操縦できるようになりたい」と、丸尾さんに熱く語っていた。3年ほど前の再会時には「(操縦の)資格、取りました」と誇らしげだったという。「墜落の時、どんな気持ちだったのだろう…」。丸尾さんは肩を落とし、うなだれた。【共同】

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