神埼市の陸自ヘリ墜落に関し、衆院予算委員会で安倍首相(右)と質疑を交わす原口一博議員=東京・永田町の国会

 陸上自衛隊ヘリコプターが神埼市の民家に墜落した事故から一夜明けた6日、国会審議や党の会合で与野党問わず多くの議員が政府に原因究明や丁寧な地元対応を求めた。佐賀県関係の国会議員らは「地元は大きな衝撃を受けている。しっかり心のケアをしてほしい」と訴えた。

 衆院予算委員会では佐賀1区の「無所属の会」原口一博議員が質問に立ち「目達原は九州北部豪雨や熊本地震で救助の拠点となった士気の高い駐屯地で、地域に慕われている。このような事故が起き、言葉にならない」と無念さをにじませた。その上で、犠牲になった隊員の遺族の支援や負傷した女児への心のケアを求めた。

 自民党は急きょ、国防部会と安全保障調査会の合同会議を開いた。山下雄平参院議員は現場近くの知人の声として「大人でも恐怖を感じている。政府には地元への心のケアをお願いしたい」と述べた。現場を回った岩田和親衆院議員は「隊員OBから整備の人員不足など後方支援に問題があるのではないかとの声を聞いた」と検証を求めた。

 福岡資麿参院議員は地元自治体に情報が伝わっていない点を指摘。「基地のある吉野ヶ里町や上峰町にも迅速に対応してほしい」と要望した。防衛省の担当者は「地元への情報伝達に問題があったと認識している。重大な反省事項だ」と答えた。

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