竹の弓矢で的を狙う住民たち=神埼市神埼町横武の乙龍神社

 神埼市神埼町横武の乙龍神社で1月28日、地区の伝統行事「百手(ももて)まつり」が開かれた。地元住民など約40人が参加し、無病息災や豊作などの祈りを込めながら、次々と矢を放った。

 地元では100年以上の歴史があると言い伝えられていて、市の重要無形文化財に指定されている祭り。的は「大的」「紙的」「菱(ひし)的」の3種類があり、「鬼」と書いた紙が貼られた「大的」を射抜くと地区の安全、「紙的」は家内安全、わらで作った「菱的」は矢が刺さると豊作になるといわれている。

 矢が的を射抜くように「まとい、まとい」とかけ声を発し、それぞれの矢が的中すると「ようやった。今年は安泰ばい」などと拍手や歓声が起こった。馬場崎清次さん(70)は「昨年は北部九州豪雨など自然災害が多かった。もう人ごとではない。まずはそういう災害が起きないように願いながら、地区のみんなが幸せになってくれれば」と話した。

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