SGHの指定を受けて取り組んだ研究成果を発表する佐賀農業高の生徒ら=白石町総合センター

ベトナムで現地研修などについて意欲的に報告した研究成果発表会=白石町総合センター

 国際的な人材育成を目指す文科省の事業「スーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)」の指定校、佐賀農業高校(白石町、谷川靖信校長)が2日、研究成果発表会を町総合センターで開いた。1~3年生がベトナムでの農業研修などを報告。世界を意識した農産品づくりを考える意欲的な内容で、教育や農業関係者約250人が聴き入った。

 

 1年生は地域農業をテーマに英語でスピーチし、2、3年生はベトナム南部の豊かな農地として知られるメコンデルタでの研修、現地と佐賀農業の比較研究などを報告した。

 このうち3年の農業科学科の生徒は、佐賀のかんきつ類の栽培技術をベトナムで生かす研究について発表した。与える水の量を微調整する技術を例に挙げ「現地の気候、地形に合わせて技術をアレンジすれば品質が向上する可能性がある」とまとめた。県産ウンシュウミカンをベトナムに輸出するよう提案し「地元では甘みが強いかんきつ類が少ない。受け入れられると思う」と語った。

 現地のパイナップル農家などを見学した食品科学科3年の山下紗和さん(18)は「自分の目で海外の現状を知り研究できた経験は貴重で、充実感があった」と訴えた。

 同校は農業高校として全国で唯一、SGH指定を受けており、2016年度から5年間、ベトナムでの海外実習、英語でのディベートなどに取り組んでいる。

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