日商簿記1級に合格し、笑顔を見せる岩田さん=唐津市の唐津商高

 唐津商業高校会計科3年の岩田育実さん(18)=唐津市浦=が、日商簿記1級に合格した。合格率5・9%と大人ですら難しい最難関試験で、佐賀県内の高校生としては4年ぶり。主催した日本商工会議所も「なかなかないこと」と驚く。

 試験は商業簿記、工業簿記、会計学、原価計算の4科目あり、25点ずつの100点満点。「各科目10点以上」かつ「合計70点以上」が求められる。今回は8286人が受験して487人が合格しており、岩田さんは75点を取った。日商は「問題は極めて高度で、大学などで専門に学ぶ者に期待するレベル」という。

 昨年6月にも1級試験に挑戦していたが、1点差で不合格だった。「このまま卒業はできない」と奮起し努力を重ねた。1月9日の合格発表。日付が変わった瞬間にパソコンで確認すると、自分の番号があった。「信じられなくて、朝起きてもう一度確認した」と笑顔を見せる。

 日商簿記1級か簿記能力検定上級(全国経理教育協会主催)のどちらかを取得すれば、税理士試験の受験資格が得られる。岩田さんはすでに上級を取得済みだった。

 同校生徒としての合格は10年ぶりで、指導してきた兼武順一教諭は「今年の問題は難しかったがよく頑張った。次は税理士試験で全国最年少合格を目指してほしい」と期待を込める。既に試験勉強を始めており、春からは熊本にある専門学校の会計科に進む。

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