タカタの債権者説明会に参加する企業関係者=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 欠陥エアバッグ問題で経営破綻したタカタ(東京)は2日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で債権者説明会を開いた。県内2工場を含む製造拠点を維持し、取引を継続する方針を改めて示した上で、中国系米国企業への事業譲渡に理解を求めた。債務の返済に関しては「現段階では決まっていない」と明言しなかった。

 多久市と西松浦郡有田町に工場を持つ子会社のタカタ九州、タカタサービス(東京)とともに非公開で開いた。2部構成で、午前の部は返済額がカットされる債権者向けで52人、午後の部には、裁判所の許可を受け、全額弁済した取引先を中心に93人が参加した。

 タカタの代理人弁護士や出席者によると、タカタとタカタ九州の役員が登壇した。2月末までに米企業キー・セイフティー・システムズ(KSS)に事業を譲渡し、東京地裁に再生計画案を提出するスケジュールを示した。

 債務の返済に関する質問に対しては、計画提出後に東京地裁から弁済率などが通知されるとし、「(債権者に対する)説明会を開くのか、通知だけになるのかはまだ決まっていない」と答えたという。

 佐賀市の企業担当者は、債権額が少額で影響は少ないとしながらも「返済時期や金額が示されず、すっきりしない説明だった」と話した。福岡県の自動車部品メーカーは「ある程度は納得できたが、譲渡後も本当に取引が続くのだろうか」と不安を口にした。

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