初会合を開いた佐賀県医療的ケア児等支援連絡協議会。看護師、相談員の養成強化や各分野の連携促進の必要性が共有された=佐賀県庁

 佐賀県医療的ケア児等支援連絡協議会が1日発足し、初会合を開いた。たんの吸引やチューブで直接胃や腸に栄養を送る「経管栄養」など日常的な医療的ケアが必要な子どもたちを支える体制づくりへ向け、医療、福祉、教育など幅広い分野の委員たちが意見交換し、人材育成や連携強化の必要性を確認した。

 協議会は医療・看護、障害福祉、保育、教育、保健、行政の6分野22人の委員で構成し、佐賀大医学部小児科教授の松尾宗明氏が会長に選任された。

 意見交換では、課題として専門知識がある相談支援員の数が少ないため、特定の支援員に業務が集中していることなどが挙げられた。特別支援学校の看護師が非常勤という雇用形態であることも話題になり、委員が身分保障と離職防止の観点から「県が病院と契約を結び、看護師を派遣する形態を取れないか」と提案した。教育委員会の担当者は「責任の所在などの点から、現状のまましばらく続けたい」と答えた。

 県によると、県内の医療的ケア児は特別支援学校で84人(2017年5月1日現在)、未就学児で54人(16年4月1日現在)。18年度末までに、県内五つの圏域ごとを基本に、自立支援協議会などが中心となって連絡協議会の設立を目指す。

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