「鍵かけグランプリ」で頂点に立った北陵高校の生徒たち=佐賀市の県警本部

 県内の高校生が自転車の施錠に対する意識を競う「高校生鍵かけグランプリ」で、佐賀市の北陵高校が頂点に輝いた。独自に考案した二重ロックの推進活動や、100%に迫る施錠率の高さが評価され、中心となって取り組んだ生徒たちは「1位になれてうれしい。成果が出てよかった」と喜んでいる。

 グランプリは県警が初めて開催し、計34校が参加した。昨年9月15日から12月15日まで、生徒が主体となって施錠の推進活動に取り組んだほか、県警職員らによる駐輪場での抜き打ち検査を2回受け、総合点で競った。2位は神埼清明、3位有田工、4位塩田工、5位佐賀清和だった。

 北陵では毎朝、生徒会が駐輪場で施錠を呼び掛けた。二重ロックをしていない自転車のかごには、イエローカードやレッドカードを置いて注意を喚起。それでも改善されず3回目が発覚した自転車には、生徒会が鍵をかけた。検査時の施錠率は「100%」だった塩田工に次いで高い「99・9%」だった。

 活動を考案した3年の木塚芙樹さん(18)は「二重ロックをしてくれるようになった」と成果をかみしめる。生徒会長の船津丸秀介さん(18)は「後輩たちにも活動をずっと続けてほしい」と話した。

 参加校の中には、施錠を呼び掛けるポスターづくりや地元の防犯ボランティアと連携した清掃活動をした高校もあった。県警の松尾健三生活安全部管理官は「積極的にいろいろなアイデアを出し、取り組んでもらえた。来年度も続けたい」と話す。

 表彰式は1日に開かれ、三田豪士本部長は、県内で盗まれた自転車のうち、2016年は高校生のものが35%を占めたが、グランプリを実施した昨年は4ポイント減の31%になったことに触れ、「皆さんの取り組みの成果で感謝している。家族や友達にも鍵を掛けるよう呼び掛けて」と述べた。

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