少量ずつつぎ分ける「回しつぎ」でうれしの茶を入れる嬉野高3年の生徒ら=嬉野市の嬉野高

 地域の名産であるうれしの茶のおいしい入れ方を学ぶ授業が1月30日、嬉野市の嬉野高校であった。卒業を控えた3年生約110人が、講師の日本茶インストラクターからうれしの茶の特徴や歴史、効能などと併せて教わった。

 生徒たちは、嬉野で生産される蒸し製玉緑茶と釜いり茶の入れ方を中心に学んだ。それぞれ1人前2~3グラム、約70度の湯で抽出時間1分を目安に入れ、「ティースプーンすり切り1杯でだいたい2グラム」「少しずつ注ぎ分ける『回しつぎ』で量や濃さを均一にして」などとこつも学んだ。

 蒸し製玉緑茶を飲んだ生徒たちからは「普段飲むお茶より甘い」「渋みがない」といった感想が聞かれた。高温の湯で抽出時間をほとんど置かない2煎目も試し、「1煎目より濃い」と味の違いも楽しんだ。

 授業では、幕末、長崎の商人・大浦慶が嬉野の茶を輸出して得た資金で坂本龍馬らを支援したとする歴史や、茶のカテキンが風邪やインフルエンザの予防に有効であることなども紹介された。福岡の短大に進学する田中悠貴(ゆき)さん(18)は「蒸し製玉緑茶の1煎目の味が好き。普段、お茶を自分で入れることはなかったけど、福岡にも急須は持っていこうかな」と話した。

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