山下淳也さんの包丁さばきを見入る児童ら=小城市芦刈町の芦刈観瀾校

「食」の大切さを知ってもらおうと小城市の小中一貫校・芦刈観瀾校で1月30日、職人を招き児童生徒の目の前でブリをさばいた。魚を三枚におろす手際よい包丁さばきに、子どもたちは驚いた表情で見入っていた。

 小城市では前年度から、「ふるさと食の日」と称して、学校給食に地元産の野菜や果物を食材にした献立を幼稚園から中学校に提供している。魚料理では切り身しか知らない子どもたちも多く、魚をさばく実演を見て食材に至る過程を知ってもらおうと開いた。

 講師に招かれたのは大町町で鮮魚店や仕出しを営む山下淳也さん(49)。朝仕入れたブリ2尾を「骨に沿って包丁を入れます」と説明しながら三枚におろした。途中、ブリの心臓など内臓を取り出すと児童たちは身を乗り出して山下さんの手元を見つめた。

 実演を目の前で見ていた6年生の池田伶さん(12)は「魚から切り身になっていく過程がよく分かった。これからは、好き嫌いなく、いろんなものを食べたい」と話した。山下さんは「食べ物が動物の命からいただいているのを知ってもらえたら」と目を細めていた。

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