外国人を採用した経緯などを説明する大橋の大橋由明企画室長=佐賀市の佐賀商工ビル

 外国人雇用に関する企業向けセミナーが佐賀市であった。オーストラリアやパレスチナ出身の技術者などを受け入れている県内メーカー2社が事例報告し、受け入れに必要な環境整備や採用による効果を説明した。

 樹木粉砕機製造の大橋(神埼市)は、オーストラリア出身でマーケティングを学んだ男性を5年前から海外の営業担当として受け入れていることを紹介した。採用後は欧州に4カ所の販売代理店が開設され、海外の売上比率が8%に伸びた事例を説明した。

 パレスチナ出身で、佐賀大学大学院(機械工学)修了の男性技術者を2年前に採用した西村鐵工所(小城市)の担当者は「省エネルギー製品の研究に貢献している」と説明した。宗教上の理由で食べられないものもあることから、「社内の懇親会ではイスラム教で合法のハラール食を持ち寄っている」と対応を話した。

 セミナーは専門技術を持つ外国人の活用を推進する政府方針を受け、県と県中小企業団体中央会が主催、企業経営者ら約30人が参加した。

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