佐賀県職員が国民体育大会・全国障害者スポーツ大会の準備で競技団体に支払う補助金など約785万円着服した問題で、県は31日、大会準備室の宮川貴寛副主査(35)を懲戒免職にした。一部の文書を偽造しており、県は告訴する方向で県警と調整している。

 宮川副主査は昨年5月から今年1月まで、競技団体に支払う補助金など785万7388円を自身の口座に振り込み着服した。一部は団体に支払ったが約377万円は未払いだった。

 このうち3件約93万円は支払いの書類を偽造し、監査を受けていた。パチンコに加え、カードローンの返済や生活費に充てていた。

 未払い分は23日、大会準備委員会が立て替え、26日に本人が全額返済した。宮川副主査は「ご迷惑をお掛けした。反省している」と話しているという。

 このほか大会準備室室長を戒告、文化・スポーツ局長を文書訓告、副局長と準備室副室長、係長の3人を厳重注意とした。今回のように実行委員会や協議会をつくって通帳で会計を管理する全35件を調査した結果、不正はなかったという。

 県は支出直後の確認をルール化するよう内規を見直す。志岐宣幸総務部長は「信用を著しく失墜させる重大な事態で誠に遺憾であり、深くおわびします」とコメントした。

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